読了「壊れた自転車でぼくはゆく」市川拓司

限られた時の中で、彼らは互いを思い遣り、慈しみ、精一杯自分たちの命を生きた

―もうこの世に存在しない祖父と、ぼくはかつて不思議な旅をした。

そこで語られた少年と少女の切ない純愛の物語。

なぜふたりは引き離されなければいけなかったんだろう?


人に対してここまで優しくなれるものなのだろうかと思うほど優しさに満ちあふれた話だった。

固くなりかけていた心が読みながら柔らかくなっていくような気がした。

いつもこんな感覚でいたいものだ。


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