読了「夢幻花」東野 圭吾
花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。
第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。
一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。
黄色い花を狙った犯行なのだろうとばかり思っていたが違った。
終盤になって真相が少しずつ明らかになる度にまさか、まさか…。
多分作者の思惑通り、すっかり引っかかっていた。
500ページ弱と長編だったが、それを感じさせられる事はまったく無く、とても読みやすかった。
殺人事件ではあったが暗さもほとんどなく、そしていくつもの伏線が絡んでいて、とても楽しめた作品だった。
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